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「メイドインジャパンが世界で大人気!」


そんな内容の番組をよく目にしますが、デニム(ジーンズ)も「日本製」が世界的に人気であることをご存知でしたか?

このことはファッション業界では随分昔から言われており、ヨーロッパ生まれの弊社代表も海外でそのように聞くそうですが…。

普通に国内で生活している分にはなかなか実感する機会がない、というのが正直なところかもしれません。

ところが、実際国内の展示会に足を運ぶと国内デニムメーカーでは多数の海外バイヤーが商談をしていますし、海外の展示会では「日本のデニム」と言うと目を光らせてくれる方がとても多いのもまた事実です。

展示会でもジャパンデニムは非常に人気が高い

もう少し具体的な例を挙げてみます。

ジーンズ発祥の国であるアメリカはデニム生地の消費量が世界一ですが、輸入量では多い順に中国→メキシコ→台湾→日本となっており、工場での大量生産を得意としている国々の中に入るほど日本のデニム生地は需要が高いのです。
(正確には、これらの輸入された生地はアメリカからメキシコや中南米の縫製工場へと回されますが)

さらに言えば「ジャパンデニム」をジーンズの生地に採用しているのはカジュアルブランドだけではなく、「アルマーニジーンズ」や「ディオールオム」といったラグジュアリーブランドにも多いのです。

日本製デニム生地を使用した「アルマーニ」と「ディオールオム」のジーンズ

生地の状態でも、縫製されたジーンズとしても「ジャパンデニム」がここまで人気となっているのには沢山のワケがあります。
一例を挙げるとするならば、

・「綿」への拘りと「紡績技術」
・手作業の染色技術による「染め(染色)」
・生産効率を度外視した「織り(織布)」
・専用ミシンでの職人技が光る「縫製」

上記はざっくりとした一例ですが、日本人の持つ「細やかさ」「伝統技術」、効率を重視した現代の大量生産とは相反する「品質重視の生産方法」により、世界を魅了する高品質なデニムが作られているのです。

旧式力織機での織布が高い評価の理由の一つ

こちらのブログでは、世界を虜にする「ジャパンデニム」の魅力を少しずつ紐解いていきたいと思います。

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